(ファッション業界を卒業しましたが継続で)コメンテーターをさせていただいているThe Flagへ寄稿しました。(もともとディベロッパーだったので、ファッション業界じゃねーじゃん、というツッコミは置いといて。)
以下、転載です。
「2次流通市場」は単なる「古着市場への進出」ではない。緻密なマーケティング理論に基づいた戦略だ。
今回のイシュー事例の3社は、(マーケティングを学んでいる方には釈迦に説法ですが)コトラー先生の「マーケティング4.0」や「アブラハム・マズローの欲求5段階説」に基づいた、「単なる古着市場」への進出ではないことにお気づきかと思います。
飽和・成熟化したマーケット(ファション市場)において、よりお客様の視点に立ち、「商品の購買による購入による欲求承認」以上に、お客様の「自己実現」へとファネルを転換していることです。
昨今のサービスでは、C2C「メルカリ」、グルメレビュー「Retty」、コーヒー「ネスカフェアンバサダー」などが秀逸な事例としてあがると思います。どれも、表面的には「スマホフリマで成功した」とか「実名制グルメレビューで成功している」とか「安価でコーヒーを楽しめる」などと評価されていたりしますが、成功の本質は、そこにある「お客様、生活者の自己実現欲求」を(時代の空気感とともに)叶えているプロダクト・サービスだということです。
こちら、(前職のサービスをヨイショするわけではありませんが)パルコの提供する「POKCET PARCO」は、お客様のみならず、販売員の自己実現をも叶えるための仕組みが用意されています。接客・販売という、一見「ワンショット」になってしまいがちなプロセスに、その先の循環を産むような仕組みをアプリにて実現をしています。(詳しくは下記リリースにて)
http://www.parco.co.jp/pdf/jp/151001pocketparcohyouka.pdf
パルコは、消費購買いただく「お客様」と、同等に、ご出店いただいてるテナント様も「お客様」であり、そこに働く従業員たちにも成長をして欲しく、アプリにこんな機能を付加しているのです。
(私が現在所属する)飲料業界ほどは、ファッションは、コモディティ化したマーケットではないにしても、よりお客様とエンゲージ(ソーシャル上ではなく、来店や実購買、継続購入)する施策選択は、より熱狂的ファン層(アンバサダー化)していくことと思います。
「POKCET PARCO」のダウンロードはこちらから。
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